犬の尿の異常で病気がわかる
犬の便も健康を表しますが、尿もまたカラダの異常をあらわします。
飼い主が犬が健康なときの尿の回数や色などを知っていれば、変化があるとすぐ気づきます。
たとえば、犬の排尿の回数が多い、排尿の格好をするものの、あまり出ないなどです。
尿の異常の原因
- フィラリア症
- 腎臓の病気
- 膀胱炎
- 尿路結石
- 子宮蓄膿症
- 前立腺の異常
- 腹部の腫瘍
- 糖尿病
- 尿崩症
- 玉ねぎ中毒
尿が出ない場合の可能性のある病気
犬が排尿しようとするのに、あまり尿が出ない場合、もちろん、水もそれなりに飲んでいるのにもかかわらず、この場合は、膀胱炎か、尿路結石、前立腺の異常の可能性があります。
結石が尿路を塞いでいる場合
結石が犬の尿路を塞いでいる場合は、たびたび水を飲むものの、尿がまったくでない、ほとんど出ないという状況になります。
そのような状態では、犬はとても苦しみますので、すぐ動物病院に連れて行く必要があります。尿が出なくなると、2〜3日間苦しんだ後に死亡してしまいます。
尿の回数や量が異常に多い
尿の回数や量が異常に多い場合は、慢性の腎不全、糖尿病、子宮蓄膿症、尿崩症(にょうほうしょう)などの可能性があります。
血尿や尿がにごっている
犬の尿に血が混じっていたり、尿がにごっていると感じるときは、膀胱炎、膀胱結石、急性フェラリア症、玉ねぎ中毒症などの可能性があります。
この場合、同時に脱水症状や、ショック状態(歯茎が青白くなる、呼吸や鼓動も速くなる、不安げに歩き回る、ぐったりするなどいずれかの症状)を起こしたときは、すぐ動物病院へ連れて行きましょう。
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