高齢犬は皮膚の病気にかかりやすい
犬はもともと皮膚が弱く、様々な皮膚病にかかりやすい動物です。特に高齢犬になると、皮膚が乾燥して、硬く厚くなるために、痒みが生じます。
その上にノミやダニが寄生すると、痒みはいっそうひどくなり、犬は1日中皮膚を引っかき、皮膚から出血したり炎症したりします。
皮膚疾患の原因
犬の皮膚疾患の原因は飼い主にはわかりづらく、むやみにシャンプーすると、かえって皮膚が乾燥してしまい悪化することもあります。獣医師に相談して、治療を受けると共に、生活上の注意点のアドバイスをもらってください。
空気中の汚染物質
近年では、空気中の汚染物質で皮膚疾患になる場合もあります。特に高齢犬になると、必ずしも新しい化学物質による環境汚染が原因となっているだけではありません。
犬が高齢になると、免疫力が落ちるため、もともと自然界にある非病原性のバクテリアでも皮膚疾患が起きるのです。
皮膚がんも珍しいことではない
犬は高齢になると、皮膚に腫瘍が出来やすいのです。そのうち、皮膚がんを発症することは珍しいことではありません。
皮膚がんを早期に見つけるチェック
愛犬が年をとってきたら、頭部や顔、首の周囲など腫瘍が出来ていないか、被毛を押し分けてチェックしましょう。
そのためにも、グルーミングは皮膚の異常を発見しやすいです。
高齢犬の爪にも注意
高齢犬の爪はもろい上に、とても早く伸びるようになります。そのうえ、カラダが弱って、散歩や運動の量が少なくなって、爪が削れることがありません。
伸びた爪で体を引っかくと、皮膚が炎症を起こしたり、爪が伸びすぎて、自分の足に食い込んでしまうこともあります。
愛犬が高齢になったら、頻繁に爪をチェックしてあげることも必要です。
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