犬の皮膚病は人間より多い|病気の症状と原因

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犬の皮膚病は多くみられる

犬の皮膚病は多くみられる

犬の身体はデリケートな皮膚を毛の密生した被毛で覆われています。
皮膚は身体から、水分が奪われないようにし、細菌や有害な物質から守り、体温を調節しています。

 

皮膚は、周りの様子を感じ取るための重要な感覚器官でもあります。さらに皮膚からは様々な臭いが出て、犬同士が互いを見分けるための大切な目印になっているのです。

 

また、犬の皮膚は人間の皮膚よりずっと薄いのですが、厚い被毛に覆われているために、細菌が付着しても取れにくいため、犬の皮膚病は多くみられるのです。

 


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2017/07/22 19:23:22 | 皮膚の病気
分泌の異常をおこしたホルモンの種類により、脱毛する場所は異なります。また、ホルモンは内臓の働きにも関係している為、ホルモン異常の皮膚炎の他にも症状が伴うことがあります。副腎皮質ホルモンの分泌の増加や減少副腎皮質ホルモンの分泌量が増えるか、成長ホルモンの分泌量がすくなくったときには、ふつう胴体から広く脱毛しますが、頭部や四肢の毛は残ります。また、副腎皮質ホルモンの分泌量が増えると、大老にに水を飲み尿が増えますし、たくさん食べるようになります。性ホルモンの分泌の増加や減少性ホルモンの分泌量が多すぎたり、少なすぎたりする場合には、生殖器や肛門付近に脱毛が集中します。また、性ホルモンの異常では、発情の...
2017/07/12 15:40:12 | 皮膚の病気
犬がよく使うものの中に、アレルギーを引き起こすものであるアレルゲンが含まれていると、アレルギーとなって皮膚が赤くなったり痒くなったりします。一部の犬の中には、首輪やプラスチック製の食器、絨毯などに反応して、アレルギー反応を引き起こし、首の周りや口の周りが赤くなったり、脱毛したり、痒くなったりします。また、シャンプーや石鹸、薬剤、湿布薬など使った場合に、アレルギー反応が出る場合もあります。接触アレルギーの治療は使わないようにするしかない原因と思われる器具や用具、薬品などを数週間使わないようにし、犬の皮膚などのアレルギー反応を観察し、症状が改善すれば、それがアレルゲンと判断します。治療としては、ア...
2017/06/30 20:50:30 | 皮膚の病気
卵や牛乳などのタンパク質を多く含む食べ物や、ある種類のドックフードなどによってアレルギーが起こることもありますが、犬によって原因は様々です。人間では、たんぱく質を多く含む食べ物がアレルギーを引き起こすことが多いのですが、それが犬にも当てはまるとは限らないのが難しいところです。犬は食べ物だけによるアレルギーは、アレルギー全体の数パーセント程度であまり多くはありません。しかし、アレルギーになる体質の犬は、他のアレルゲンにかぶれやすい傾向があるのです。食事性アレルギーの症状食事性アレルギーは、ある食べ物を食べた後、比較的短時間で症状が出ます。普通は顔が痒くなり、赤くなったり、発熱したりしますし、まれ...
2017/06/29 15:14:29 | 皮膚の病気
犬によっては、埃やダニ、花粉を空気と一緒に口や鼻から入ってくると、アレルギーになって、皮膚をしきりに舐めたり掻いたりすることがあります。このアレルギーを起こす(アレルゲン)を吸い込んだり、皮膚から吸収することで起こる病気をアトピー性皮膚炎といいます。アトピー性皮膚炎の症状犬の耳や目の周りなどの顔面や足先、脇、関節の内側、四肢の付け根の内側などに、ひどい痒みがあり、犬はその患部をしきりに舐めたり掻いたりします。そのため、皮膚が傷ついたり、ただれたりします。その症状が長く続くと、患部の皮膚が厚くなって乾燥することもあります。アトピーは、慢性化することもあり、一度治っても多くの場合は再発します。その...
2017/06/28 21:13:28 | 皮膚の病気
ニクバエは、卵を生むと、その卵は、すぐさま孵化します。幼虫(ウジ虫)は、産み付けられた肉の中で5〜10日過ごし、その後、成虫になります。ニクバエのウジには他の幼虫を捕食したり捕殺するものが知られています。これは捕食される側の幼虫が小さいためです。ハエウジ症の症状ハエウジ症は、ハエが活動する暖かい季節に戸外で飼われている体力の弱った犬の体表などに見られ、犬に悪化した腫瘍や潰瘍、化膿があって、夜中に悲鳴を上げて泣き止まないような場合は、このハエウジの発生を疑う必要があります。ハエウジ症の治療犬にウジが発生すると、特有の臭気が発生するので、臭いでもわかります。患部は汚れているので、周囲の毛は刈り取っ...
2017/06/27 14:03:27 | 皮膚の病気
白癬に感染する、犬の顔や眼の周囲、耳や身体の皮膚の柔らかい部分に円形の脱毛ができます。円形に脱毛した部分には、フケのようなカサブタが付着し、その周りはかすかに赤く腫れて見え、この部分の毛は抜けやすくなります。犬や猫が集まるペットホテルに犬を預けたり、毛を刈ってもらうトリミング店に行ったら、毛が抜けた場合や、新たに仔犬を連れてきたときに、先住犬が同じように毛が抜け始めた場合などは、この白癬の感染を疑います。人間にも感染して皮膚炎を起こす白癬に感染した犬から、人間にも感染してタムシ状の皮膚炎がおきたり、子供の頭部に激しい症状が出たりすることがあります。白癬は人や動物共通感染症の一つなので注意する必...
2017/06/26 16:02:26 | 皮膚の病気
ミミダニは、犬の耳に棲みつき耳垢などを食べます。耳垢にミミダニが寄生して激しい痒みと炎症を起こすため、犬は耳を掻いたり、激しく頭を振ったりします。耳孔がただれることもありますが、ミミダニに寄生されても、まったく症状が現れないこともあります。犬のミミダニは、もともと猫に寄生していましたが、猫と同居する犬が多くなり、犬にも多く見られるようになりました。ミミダニに寄生されているときの治療耳孔のひだの間や、土の塊のように見える耳垢の表面に、白く透明な1ミリほどの大きさのダニがみえれば、ミミダニに寄生されています。犬の耳孔内にある毛を残らず抜き取ってから、耳垢を丁寧にふき取ります。その後、殺ダニ剤を塗布...
2017/06/23 15:18:23 | 皮膚の病気
犬の目の縁や耳の付け根や頬、あるいは肩や前足、ときには指の間などに、小豆大から大豆大の虫が皮膚に食い込むように付着していることがあります。指の間に寄生されると痛いので、犬は足を引きずったり、足を地面から持ち上げて歩く跛行をします。寄生しても吸血しないうちは、犬の身体を素早く動き回り、場合によっては数百匹ものダニが寄生します。緑が多い場所に棲んでいる犬だけでなく、都会でも公園や道路沿いの植え込み、芝生などから寄生する場合もあります。マダニの成虫は体長3mmほどで、それが犬の身体に寄生したとしても、目視では見つけることが難しいです。ただ、吸血すると、約10ミリほどに丸々となるので、そのときにはわか...
2017/06/22 17:09:22 | 皮膚の病気
ツメダニの大量寄生によって犬に皮膚炎をおこすもので、ケイレテイラ皮膚炎ともいいます。寄生された犬に接触することによって人間にも感染して、痒みを伴う発疹ができます。ツメダニによる皮膚炎の原因と症状犬の毛を掻きわけて皮膚の表面をみると、フケがカサブタのように厚くなって、そのフケが動いているように見えたら、その下にツメダニの集団がいる可能性があります。皮膚は赤くただれたように見えて、毛先には白い粉のように動くダニが付着していて発見されることもあります。犬を抱いたり、同じ布団に寝ると、激しい痒み赤い発疹ができます。飼い主または犬を抱いた記憶があった場合、その犬を検査する必要があります。このツメダニは、...
2017/06/21 13:17:21 | 皮膚の病気
犬の耳の縁や顔、ひじ、かかと、足の甲などに硬く固まったフケや激しい痒みがある発疹がでてきます。病気が進行すると、フケが固まって厚いカサブタ(痂皮)をつくり、その下の皮膚ではヒゼンダニが繁殖します。疥癬の原因ネコにも同じような皮膚症状を作る疥癬があり、犬にも感染します。都心では猫の疥癬が多いようですが、猫から犬へ感染したり、犬から猫へ疥癬が感染する場合があります。疥癬は集団飼育している犬舎でまん延することがあり、犬や猫を抱いたり触ったりすると、人間にも腕や胸部、腹部などに激しい痒みを伴う小さな赤い発疹ができます。犬のブラシであるコームや、バリカンの犬同士の共同使用には注意が必要です。犬舎の敷物も...
2017/06/20 17:45:20 | 皮膚の病気
犬に寄生するダニである毛包虫は顕微鏡で観察しないと見えない大きさで紡錘形をしています。人間でもニキビの原因の一つとなるダニがありますが、犬のダニとは違います。このダニによる犬の皮膚炎は一時下火になっていましたが、最近は再び増えています。ダニによる皮膚炎の症状犬の生後4〜5か月から8〜9か月の幼犬時に発症します。初めは口や下あご、眼の周囲、前足の前面などの皮脂腺が多く分布している皮膚の毛が抜けはじめ、その部分が広がっていきます。この頃は、まだ痒みはありません。次第にニキビのような膿疱がたくさんできて、それらが集まって、ただれを起こすようになります。病巣は頭や肩、背中、腰、肛門の周囲、下腹部やひざ...
2017/06/19 20:39:19 | 皮膚の病気
人間と比べると、犬の生活環境は衛生的と言えないことが多く、ノミやダニ、カビなどが原因で皮膚病になります。ノミが犬の血を吸うときの唾液に反応して、ノミアレルギー性皮膚炎やノミ刺咬性皮膚炎になり、咬まれたところが痒くなります。皮膚炎の原因となるのみを犬の生活環境から駆除しなければいけません。ノミによる皮膚炎の症状特に耳の後ろや背中から腰にかけて、また、尻尾や肛門のあたり、下腹部の皮膚に脱毛や赤い発疹が出てきます。大量のノミが寄生すると、激しい痒みと吸血で睡眠不足となり貧血となりますが、ノミによる寄生に対する反応は、その犬によって様々で、500匹以上のノミがいるのも関わらず、まったく痒がらない犬もい...
2017/06/16 13:38:16 | 皮膚の病気
油性脂漏症油性脂漏症は、体臭が強くなり、身体が脂っぽくなり、べとついてくる病気で、コッカー・スパニエルやシーズーによくみられます。ホルモンの量や食べ物の中の脂肪分が多すぎたり少なすぎたりバランスが悪くなって、皮脂の量が異常に増えます。乾性脂漏症一方、乾性脂漏症は、皮膚がひどく乾燥して、皮膚からフケが増えることで発症します。皮脂が過剰になったり、減少したりすると、皮膚の新陳代謝が早まって角質化が進んできます。別の皮膚病から二次的に引き起こされる場合脂漏症は、アレルギーやホルモンの分泌量の異常、寄生虫の感染など、他の病気が原因でなることも多いので、発疹や脱毛などの症状がみられることもあります。また...
2017/06/15 14:39:15 | 皮膚の病気
犬の皮膚や被毛には、いつも細菌が少なからず付着しています。しかし、犬に免疫力があったり、抵抗力が強いと、その細菌が増えて、皮膚に病気をおこすことはありません。それは、犬の身体自体に菌の繁殖を抑える力があるためです。しかし、犬の免疫力が低下したり、加齢によって皮膚が抵抗力を失うと、菌が異常に増えてしまい、化膿するのが膿皮症です。膿皮症の症状膿皮症は、細菌の増殖によって皮膚が部分的に赤くなり、だんだん痒くなってきます。犬の身体のどこにでも膿皮症は起きますが、よく現れるのは、顔や脇、股の内側、指の間です。ブル・アイ(オス牛の眼)と呼ばれる膿皮症の初期段階は、毛の根元の毛包だけに菌が増え、皮膚の表面に...
2017/06/14 16:12:14 | 皮膚の病気
犬の皮膚は密集した被毛で覆われています。丈夫な上毛、秋から冬にかけては下毛が生え犬の体温調整を助けますが、小型犬にはシングルコートといって、下毛がない犬種もいます。ここでは上毛、下毛がある犬で説明しますが、気温が暖かくなると、下毛の役目が終わり、大量に脱毛します。これは、身体の働きなので、特に心配はいりませんが、問題は部分的に脱毛したり、全身の被毛が極端に減る場合が病気と考えられます。脱毛症の症状犬の脱毛は、生理的なものと病的なものとがあります。生理的な脱毛生理的な脱毛とは、季節の変わり目などに被毛が抜けるもので、脱毛部目立つこともなく、また発疹や痒みなどの症状がみられることはありません。初夏...